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「ePRO」で化学療法の生存率向上、治験作業の軽減にも――Dr. 呼坂の「デジタルヘルスUPDATE」(29)

2021年12月23日(木)    m3.com AI Lab (紗来(@saraly_man))   

仕事のなかで、治験のお手伝いをすることがあります。あるとき、治験の組み込み条件に「スマートフォン(スマホ)やタブレットの操作が可能である」と記載があるのを発見しました。聞くと、患者さんの体調や気分などのデータを、全てスマホのアプリから入力するのだそうです。

このように日々の患者報告を、電子デバイスやアプリを用いて入力する方法は「ePRO(electronic Patient Reported Outcome:電子患者報告型アウトカム)」と呼ばれ、最...