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スマホアプリに診療報酬? 治療アプリは医療費削減に繋がるか―Dr. 呼坂の「デジタルヘルスUPDATE」(15)

2021年10月28日(木)    m3.com AI Lab (川鵜 聡(Twitter: @kawauso_dr))   

株式会社CureApp[1]がニコチン依存症患者向けの「治療アプリ」の薬機法承認申請を行い、日本国内で初めて承認されたことは記憶に新しいでしょう[2]。従来の内服薬の処方と同様に、治療アプリの処方で診療報酬が認められたということは、スマホアプリが疾患の治療につながると認められたこととほぼ同義であり、デジタルセラピューティクス(以下DTx)のさらなる発展に結びつくと予想されます。

DTxとは、スマホアプリやIoTデバイスを使用して医療行為を支援実施するソフトウェア群の総称を指します。先ほど挙げた治療アプリもこのDTxのひとつです。一般的な万歩計なども、広い意味では医療行為...