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がん治療の副作用、適切な記録と介入でOS 5.2カ月延長―ePRO で変わるがん診療の治療体験セミナーレポート(1)

2021年8月13日(金)    m3.com AIラボ (野々下 裕子)   

投薬による治療効果を患者が主観的に評価するPRO(Patient Reported Outcome:患者報告アウトカム)が注目され、その効果を示す論文が世界中で発表されている。また、医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んだことにより、記入方法は紙からデジタルへ変化し、患者自身が主にスマートフォンで副作用や自覚症状をアプリなどに記入して正確に管理する「ePRO(electronic PRO)」の活用が広がろうとしている。

ePROはPROを電子的に収集するシステムを指し、主な使い方は2つある。一つは、患者個人の医療・健康データであるeSourceをデジタル情報として収集するEDC(Electronic Data ...