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ITデバイス活用による日常の生体情報取得がオンライン診療の鍵――モバイルヘルスシンポジウム2020レポート

2020年12月4日(金)    m3.com AIラボ (かのうよしこ)   

現役の皮膚科医であり、また2017年からマルホ株式会社シニアメディカルディレクターを務める生駒 晃彦氏は9月13日、オンラインで開催されたモバイルヘルスシンポジウム2020において、「皮膚科領域におけるオンライン診療の課題と展望」と題した発表を行った。皮膚科医の立場から、この2020年のコロナ禍において皮膚科領域のオンライン診療の具体例や課題、今後求められるイノベーションイメージについて、自らの経験を交えて語った。

厚生労働省の「第10回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」の資料によれば、2020年のコロナ禍における時限的措置によって、全国の医院の15%である1万6000以上の医療...