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VRで認知の歪み修正、摂食障害の治療可能性も―松村雅代の「VRは医療をどう変える?」(18)

2020年11月3日(火)    m3.com AIラボ (松村雅代)   

COVID-19が、XR(VR/AR/MRの総称)の普及を後押ししています。現在、世界中で約1億7000万人のVRユーザーが存在すると推定されており、今後3年でVRゴーグル等のハードウエアの販売は10倍になると予想されています。この背景には、「人と繋がる場」としてsocial VRを活用するという流れもあると言われています。Social VRとは、VR空間で、自分の分身であるアバターを通じ、コミュニケーションを楽しむことができるサービスの総称です。最近、イベントや会議でsocial VRを活用する場面も増え、サービス提供側が準備したデフォルトのアバターを利用した経験のある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

アバターは、VR空間のツールという役割だけではなく、活用方法により、心理面に大きな影響を及ぼすことが報告されています。今回は、アバターの持つ心理面での影響と、医療領域におけるアバターの活用につい...