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患者の受診控えをきっかけに考える「オンライン診療×デジタルセラピューティクス(DTx)」―松村雅代の「VRは医療をどう変える?」(16)

2020年8月28日(金)    m3.com AIラボ (松村雅代)   

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大は、一般の患者の受診控えを招き、医療機関経営は厳しい状況に置かれています。日本医師会が7月22日に発表した「新型コロナウイルス対応下での医業経営状況等アンケート調査(5月分)では、病院136、診療所530(不詳27)の計693施設で、総件数・総日数・総点数を集計。病院の入院外の総件数・総日数は対前年同月比で約2割減少、総点数は1割以上減少。診療所は、総件数・総日数・総点数の全てで2割以上減少という結果でした。m3.com編集部が2020年6月に実施した意識調査(開業医357人を対象)では、最も多くの先生(33.1%)が「受診控えは1年以上続く」と回答し、次いで、27.2%が「もう過去の水準には戻らない」との回答でした。

緊急避難的な方法で経営の難局を乗り切るだけではなく、「どのような医療をどういう形で提供していくのか」という大きな問いに向き合うことが、今、求められているように感じられます。一つの答えは「新たな価...