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胃癌及び胆管癌のpCLE画像診断において、医師に勝る可能性

2020年3月13日(金)    m3.com AI Lab (かのうよしこ)   

新潟市民病院 消化器科内科副科長の古川浩一氏が、2020年2月8日、兵庫県姫路市で開かれた第16回日本消化管学会総会学術集会のワークショップ13「レーザー内視鏡診療の現状と近未来」において、「消化器癌プローブ型共焦点レーザー顕微内視鏡(pCLE)画像におけるAIと人間の診断能の比較検討」と題した発表を行った。その内容をレポートする。本研究は、症例数の多い胃癌と少数症例の胆管癌、それぞれの癌部・非癌部を撮影し、医師による診断とAI診断(コンピュータ支援診断 Computer aided diagnosis:以下、CAD)の特性を比較することを目的としたものだ。

pCLEで得られる1000倍の画像情報を用いて、癌部・非癌部にて撮影した動画から、学習教材と試験画像のデータセットを作成し、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いて画像解析を行った。実際...