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学校検診向けに側弯症の診断支援AIを開発―慶應義塾大学准教授・渡辺航太氏インタビュー

2020年2月19日(水)    m3.com AI Lab (新井貴)   

慶應義塾大学医学部整形外科学教室教授の松本守雄氏と准教授の渡辺航太氏は、慶應義塾大学理工学部電子工学科教授の青木義満氏、東京予防医学協会、スペースビジョン社と共同で、体表面の形状からAIを使って脊柱側弯症(側弯症)を3次元的に評価するソフトウェアの開発を進めている。ソフトウェア開発の中心人物である渡辺氏に、現状の運動器学校検診での側弯検診の問題点や目指している検診システムの内容についてお伺いした(2020年1月22日にインタビュー)。

側弯症は、背骨が左右にねじれるように湾曲する疾患だ。その原因は、神経や筋肉の病気、脊椎の形成不全などさまざまだが、最も多いのは原因不明で小学校高学年から中学生の第二次性徴期に発症する「思春期特発...