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中村氏「溢れる情報に溺れないように臨床現場でのAIの支援が必要」―第27回 日本消化器関連学会週間レポート

2019年12月13日(金)    m3.com AIラボ (かのうよしこ)   

11月21日から24日まで神戸コンベンションセンター(神戸市)で開催された第27回日本消化器関連学会週間で22日、がん研究会がんプレシジョン医療研究センター所長の中村祐輔氏が講演した。2019年9月に単著『がん消滅』(講談社)を出版したばかりの中村氏。この日は「がんプレシジョン医療の現状と課題」と題して、遺伝子情報をもとにした、がんプレシジョン医療=個々人に合わせたオーダーメイド医療の現状と課題について紹介。またその中で、AI(人工知能)、5Gなどの技術が、医療現場においてどのように機能し得るのか、2018年から始まった内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)における「AIホスピタル」の取り組みについても語った。

「プレシジョン医療」 とは、precision medicine(精密医療)の意味。 2016年に当時のオバマ大統領が推進することを述べた治療法で、特定の疾患に対して定型化された治療ではなく、個...