2019年12月10日(火) m3.com AIラボ (長倉 克枝)
12月5日から7日までパシフィコ横浜で開催された第32回日本内視鏡外科学会総会で6日、国立がん研究センター東病院大腸外科長で先端医療開発センター手術機器開発分野長の伊藤雅昭氏が「臨床現場で求められる次世代型術中ナビゲーション」と題して講演、同センターなどが取り組む、内視鏡手術動画収集と手術中ナビゲーション開発の取り組みを紹介した。
伊藤氏はまず、腹部内視鏡手術について、呼吸性移動があり腸管が術中に移動することから、術前画像を用いたナビゲーションは難しいことを挙げた。一方で、手術中の視野で領域や部位の名称等を表示することは、...