2018年11月23日(金) m3.com AI Lab (島田 誠)
CT撮影に伴う被ばく線量は、胸部のレントゲン撮影と比較しても高いことが知られている。そのため、UNSCEAR、IAEA、WHOなどの国際機関は、特に小児への撮影や同一の患者に対する繰り返し撮影などについて、被ばく線量へ注意を払うことを提唱しており、CTによる被ばく線量の評価は重要な課題の一つとなっている。
日本国内のCT導入台数は約1万3000台と世界と比べても類を見ないほど多く、撮影件数は2005年時点の調査で年間約2070万件を超えると推定されているが、実際の医療現場での撮影の状況や受ける総...