2018年10月30日(火) m3.com AI Lab (荒舩良孝)
9月27〜29日に東京で開催された国際製薬医学会(ICPM)において、「医薬品開発におけるビッグデータ:事実と信念」と題するワークショップが開催された。情報通信技術(ICT)の発展によって、医療技術や医薬品の開発には、ビッグデータ、人工知能(AI)の活用がますます重要となってくる。その可能性について、4人の講演者が登壇した。(前編はこちら[皮膚がん治療薬をリアル・ワールド・データから迅速承認])
日本IBMのシニアテクニカル・スタッフ・メンバー である中川茂氏は、デジタルデータの急速な増加が医療にどのような影響を与えるかという観点で講演を行った。デジタルデータの取得コストは、近年とても...