10月10～12日に横浜市で開催されたバイオ技術の展示会「バイオジャパン2018」で「AI×医療：これまでの医学専門家の知識をどのようにAIの膨大なデータの流れに組み込むか？」としたセッションが開かれ、AIベンチャーのPreferred Networks（東京都千代田区、代表取締役社長CEO：西川徹、以下PFN）代表取締役副社長の岡野原大輔氏が登壇し、ディープラーニング（深層学習）を組み合わせることで、乳がんの検出が99％の精度になるとした研究を紹介した。

　PFNは2016年から国立がん研究センターなどと、AIを活用した統合的がん医療システムの開発プロジェクトを進めている。国立がん研究センターに蓄積されている、臨床データやゲノム、画像情報や血液検...