2018年6月27日(水) m3.com AI Lab (長倉 克枝)
東邦大学と産業技術総合研究所の研究グループは、膀胱内内視鏡画像から9割以上の正答率で膀胱がんを検出するAIを開発した。一般的な物質を認識することができるディープラーニングのモデルを用いて、少ない内視鏡画像での学習でも高精度にがんを認識できるようにした。研究成果は、6月5日から8日まで鹿児島市で開催された第32回人工知能学会全国大会で発表された。
膀胱内内視鏡検査では、小径の腫瘍や平坦型腫瘍、隆起病変に不随する平坦病変など同定が困難なケースが多い。医師の知識や経験の差によって診断や治療にばらつきがある課題がある。そこで研究チームでは膀胱...