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てんかん発作を事前に予測、京大や医科歯科大などがシステム開発

2018年6月15日(金)    m3.com AI Lab (長倉 克枝)   

 反復性の発作けいれんや意識障害を引き起こすてんかんの患者は人口の0.5~1%にのぼるとされている。患者は抗てんかん薬の服用や手術などによって発作を抑えているが、発作の発生を事前に予測できれば、より効果的な治療が可能になる。そこで、心拍変動(HRV)からてんかん発作の発生を事前に予測する研究が、6月5日から8日まで鹿児島市で開催された第32回人工知能学会全国大会で発表された。

 京都大学大学院情報学研究科助教の藤原幸一氏、東京医科歯科大学、熊本大学の研究グループによる研究だ。てんかん発作は脳内の神経細胞の異常発火によって起こるが、これは自律神経の働きにも影響を及ぼすと...