2018年5月23日(水) m3.com AI Lab (長倉 克枝)
公益財団法人医療科学研究所が5月19日に開催した産学官シンポジウム「医療データヘルス改革―医療ビッグデータ構想とデータが生み出す改革の可能性―」に内閣官房健康・医療戦略室参事官の岡本利久氏が登壇。5月11日に施行された「医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律」(「次世代医療基盤法」)について講演し、「これから匿名加工を担う認定事業者を認定し、稼働していくが、データ利活用の課題を解決できるようにこの仕組みを育てていく」としてデータ利活用を呼び掛けた。(医療維新『5月からいよいよ施行、「次世代医療基盤法」って何?』参照)
岡本氏が所属する内閣官房健康・医療戦略室は、「省庁をまたいだ政府全体の司令塔として医療政策を考えているが、今後は情報基盤が重要ということでここ2年くらい取り組んできた」として、まず、次世代医療...