2018年5月22日(火) m3.com AI Lab (長倉 克枝)
手術支援ロボット「ダビンチ」の製造販売を行うインテュイティブサージカル合同会社は5月21日、同社のロボット手術トレーニング施設を初めて報道陣に公開、国内で初めてダビンチを個人輸入した藤田保健衛生大学医学部総合消化器外科主任教授の宇山一朗氏が講演し、「手術支援ロボットによる胃がん手術では、腹腔鏡手術と比べて合併症が有意に減少する」との研究結果を紹介した。今後は、外科系学会が運用する外科手術のデータベースであるナショナルクリティカルデータベース(NCD)と日本消化器外科学会が連携し、手術支援ロボットによる手術登録制度を稼働させ、前向き検証を始める。(当日のダビンチ体験は医療維新『医学生がダビンチ体験、「将来は主流に」』を参照)
手術支援ロボットを巡っては、2012年に前立腺悪性腫瘍手術で、2016年に腎悪性腫瘍手術で保険適用されたほか、今年4月の診療報酬改定で新たに12件が保険適用になった。ダビンチは、内視鏡手術を三...