AI（人工知能）を活用して画像診断支援をする研究が進む中、課題はAIに学習させるためのデータベースの構築だ。そこで、日本研究開発機構（AMED）では、それぞれの分野の学会が中心となり、画像データベースを収集する研究事業を昨年から開始。日本消化器内視鏡学会では、内視鏡の診療データベースと内視鏡画像を融合した新たなデータベース構築を進めている。

　同学会では、2015年より内視鏡診療のデータベース「JED(Japan Endoscopy Database)」を構築した。JEDでは内視鏡検査の治療情報のほか、診断情報も収集。AMEDの研究...