2018年3月16日(金) m3.com AI Lab (長倉 克枝)
内視鏡などの医療画像からがんなどの病変を検出する人工知能(AI)の開発が進む。ただともひろ胃腸科肛門科(さいたま市南区)院長の多田智裕氏はがん研究会有明病院(東京都江東区)などと組み、初期の胃がん病変を高精度に見つけ出すAIによる画像診断支援システムを開発した(『内視鏡画像から胃がん検出、感度98%、がん研有明と医療ベンチャー』参照)。ダブルチェックやスクリーニングとして臨床現場での実用化にむけて、AI画像診断システムの開発のために、昨年秋には医療ベンチャーの「AIメディカルサービス」を創業した。現状の内視鏡検査での課題と、その解決にむけた試みを多田氏に聞いた(2018年1月19日にインタビュー、全2回の連載)。 前編はこちら。
先生は診療所の院長として通常の診療をしながら、AIメディカルサービスではCEOを務められていますが、自らCEOになられたのはどうしてでしょうか?