2018年3月12日(月) m3.com AI Lab (長倉 克枝)
がん研究会有明病院(東京都江東区)と医療ベンチャーのAIメディカルサービスは1月22日、内視鏡画像から胃がんを高精度に検出する人工知能(AI)による画像診断支援システムを開発したと発表した。2296枚の内視鏡画像をわずか47秒で分析し、6ミリメートル以上の胃がんを98%の精度(感度)で検出することができた。また静止画だけでなく、動画でも胃がんを検出できることを確認。内視鏡検査の際にリアルタイムで胃がんの場所を特定できるようになる。成果は医学誌『Gastric Cancer』オンライン版(2018年1月18日付)に掲載された。
開発したのは、がん研究会有明病院の平澤俊明・消化器内科副部長と、AIメディカルサービスCEOで、ただともひろ胃腸科肛門科(さいたま市南区)院長の多田智裕氏ら。まず内視鏡画像1万3584枚につい...